【マレーシア移住4年】「マレーシアは安い」はもう古い?母子2人で暮らしてわかったリアルな生活費事情

「マレーシアって、日本より生活費が安いんですよね?」

マレーシア移住について話すと、よく聞かれる質問です。

確かに、ローカルの食事や一部のサービスなど、日本より安いと感じるものは今でもあります。

でも、母子2人でマレーシアに移住して4年。

正直に言うと、今の私は、

「マレーシアだから日本より安く暮らせる」

とは思っていません。

円安もありますし、マレーシアの物価も以前より上がっています。

日本の商品や輸入品などは、もちろん日本より高いです。

だから今回は、

マレーシア母子移住4年目のリアルな生活費

についてまとめてみます。

「結局、マレーシアって日本より安いの?」

という方の参考になればと思います。


「マレーシア=安い」はもう古い?

私自身、マレーシアに来る前は、

「日本より物価が安い」

「生活費をかなり抑えられる」

というイメージを持っていました。

実際、安いものはあります。

ローカルの飲食店などは、日本より安く食べられることもあります。

一方で、4年間暮らしていると、

「何でも安いわけではない」

ということも分かってきました。

特に最近は、

  • 円安
  • マレーシアの物価上昇
  • 輸入品の価格
  • インターナショナルスクールの学費
  • 日本への一時帰国費用
  • 保険

などを考えると、

「マレーシアに行けば生活費が半分になる」

という考え方は、今の生活にはあまり当てはまらないと思います。


母子2人で暮らして、結局マレーシアは安い?

我が家は母子2人。

マレーシアでの主な生活費は、

  • 家賃
  • 学費
  • 食費
  • 交通費
  • 日用品
  • 通信費
  • 習い事・教育費
  • 医療費
  • 娯楽費
  • 旅行・一時帰国費

などです。

では、4年間暮らしてみて、結局マレーシアは日本より安いのでしょうか?

正直なところ、「日本より安い」とも「高い」とも一概には言えません。

ローカルの食事や一部のサービスなど、日本より安く感じるものはあります。

一方で、日本食や輸入品、教育費、一時帰国など、生活スタイルによっては日本とあまり変わらなかったり、むしろ高くなったりするものもあります。

つまり、

「何でも安い」というわけではないけれど、同じくらいの生活費でも、教育や住環境など違った選択肢を持てる。

これが、4年間マレーシアで暮らしてきた私の実感です。

そして、生活費を考えるときに大切なのは、

「マレーシアの生活費はいくら?」ではなく、「どんな生活をするかによって、どれくらい変わるのか?」

ということ。

ローカル中心の生活をするのか。

日本と同じような生活をするのか。

子どもの教育にどのくらいお金をかけるのか。

車を持つのか。

旅行をするのか。

これだけでも、生活費はかなり変わります。


① 家賃

マレーシア生活で大きな割合を占めるのが家賃です。

コンドミニアムの場合、

  • 家具付き
  • プール
  • ジム
  • セキュリティ
  • プレイグラウンド
  • ショッピングモール直結

などが付いている物件も多くあります。

そのため、家賃だけを見るのではなく、

「この家賃でどんな住環境が手に入るのか」

を見ることが大切だと思います。

住居に関しては、日本で同じような設備のある住居と比較すると、かなり安いと言えます。

特に、プールやジムなどが付いたコンドミニアムで暮らせることを考えると、住環境に対するコストパフォーマンスは、マレーシアの大きな魅力のひとつだと感じています。

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② 学費

我が家の場合、子どもの教育費は生活費を考えるうえでかなり重要です。

マレーシアにはインターナショナルスクールがたくさんあり、学費も学校によって大きく違います。

比較的リーズナブルな学校から、日本のように年間数百万以上する学校まで幅があります。

そのため、

「インターナショナルスクールだから高すぎる」

と最初から決めつけるのではなく、実際に学校ごとの費用を比較することが大切です。

ただし、学費だけではなく、

  • 入学金
  • 登録費
  • 教材費
  • 制服
  • スクールバス
  • 課外活動

などが別にかかる場合がほとんどです。

学校を決めるときは、年間の総額で考える必要があります。

学費に関しては、完全に学校によりますが、日本よりも安い、年間100万円前後のインターナショナルスクールも選択肢に入ります。

そのため、学校選び次第では、教育費を比較的抑えることもできるというのが、マレーシアの魅力のひとつだと思います。


③ 食費

食費は、生活スタイルによってかなり変わります。

ローカルの飲食店を利用すると、

「やっぱりマレーシアは安い!」

と感じることがあります。

一方で、日本食を食べたり、日本の商品を買ったり、スーパーで輸入食品を購入したりすると、日本より割高になります。

つまり、

「ローカル中心なら安くできるけれど、日本と同じ食生活をしようとすると、高くなる」

という感じです。

我が家は調味料などを日本製品ではなくローカルのもので代用したり、外食も

「平日はローカル」

「週末は日本食」

というように、そのときによって使い分けています。


④ 交通費

マレーシア郊外では車を持つ家庭も多いですが、住む場所や生活スタイルによっては車なしでも問題なく生活できます。

Grabなどを利用すると、その都度費用はかかりますが、

  • 車本体
  • ガソリン
  • 駐車場
  • 保険
  • メンテナンス

などの維持費を考える必要がありません。

私自身は、「車を持たなくて良い環境」を優先順位の上位にしていたので、車は所有していません。

その代わり、Grabや乗り合いバン、巡回バスなどを利用しています。これらはとても安いので、車なしでも生活できます。

ただし、車を持たないなら、徒歩圏内で生活に必要なものがそろうエリアに住むことが重要です。

そのため、マレーシアで車なし生活をするなら、「車がなくても生活できる立地」を重視して住む場所を選ぶことをおすすめします。


⑤ 習い事・教育費

学校以外の教育費も、家庭によってかなり違います。

英語、スポーツ、音楽など、子どもの興味に合わせて習い事を増やしていけば、当然その分だけ生活費も上がります。

海外生活だからこそ、

「せっかく海外にいるんだから、いろいろ経験させたい」

と思うこともあります。

我が家では、子どもの経験や教育にはできるだけ惜しみなくお金を使うという考え方です。

ケンブリッジ系のインターナショナルスクールでは、学校によってDrama(演劇)やパフォーマンスを取り入れているところがあります。 また、街中にもドラマクラスが多い印象です。

我が家では、ピアノ、ドラマ、パブリックスピーキング(演説)などの習い事をしています。

一方で、学校の中でできる活動が充実しているのもマレーシアの魅力です。

例えば、学校ではスイミングの授業が年間を通して毎週あるため、我が家では水泳を別で習わせる必要がありません。
※小規模な学校など、プールがない学校もあるようです。

また、CCA(日本でいうクラブ活動)も週に数回あり、学期ごと、または年度ごとに複数の活動を選ぶことができます。

子どもはこれまでに、サイエンス、チェス、テコンドー、料理など、さまざまなことにチャレンジしていて、とても楽しそうです。

外部の習い事だけで考えるのではなく、学校の授業やCCAまで含めて考えると、教育費の使い方も変わってくると思います。


⑥ 日本への一時帰国

意外と忘れてはいけないのが、日本への一時帰国費用。

マレーシアに住んでいると、帰国のたびに航空券や日本国内の交通費などがかかります。

また、単なる旅行や里帰りだけではなく、運転免許証の更新など、日本で手続きが必要になって帰国するケースもあります。

航空券だけではなく、

  • 空港までの交通費
  • 日本国内の交通費
  • 宿泊費
  • 日本での食費
  • お土産や買い物

なども必要になります。

特に母子で帰国する場合は、それなりの金額になります。

海外移住を考えるなら、

毎月の生活費だけではなく、年間の一時帰国費用もある程度予算に入れておく

ことをおすすめします。


⑦ 海外旅行

マレーシアで暮らしていて、日本より圧倒的に安いと感じるのが海外旅行です。

クアラルンプールからは近隣のアジア諸国だけでなく、オーストラリアなどにもLCCの直行便があります。

例えば、オーストラリアのパースやダーウィン、さらにはモルディブなども、セールや時期を選べば、LCCや格安航空券で往復2万円台になることがあります。

もちろん航空券だけでなく、ホテル代や現地での食費なども必要です。

それでも、海外旅行で大きな割合を占めるのが航空券代。

クアラルンプール国際空港(KLIA)はアジアを代表するハブ空港のひとつで、日本からは経由便になることが多い場所にも直行便が飛んでいます。

そのため、マレーシアに住んでいると、日本に住んでいた頃より海外旅行の選択肢が一気に広がります。

実際、私はシングルマザーですが、マレーシアに住んでからの4年間、毎年2回は母子で海外旅行をしています。

「海外旅行はお金がかかる」というイメージがありますが、マレーシアに住んでいると、LCCや近距離の直行便を利用して、海外旅行をより身近なものにすることができます。

これまで母子で行った海外旅行については、実際にかかった費用やおすすめだった行き先も含めて、別の記事で詳しくまとめたいと思います。

「海外旅行が身近になる」

というのは、マレーシアで暮らす大きなメリットのひとつだと思います。


じゃあ、マレーシアは日本より高いの?

もちろん、すべてが高いわけではありません。

今でも、

「これはマレーシアのほうが安いな」

と感じるものはあります。

一方で、

「これは日本のほうが安い」

「日本とあまり変わらない」

というものもあります。

だから、

「マレーシアは日本より安い?高い?」

と一言で答えるのは難しいです。

結局は、

何にお金を使うか

によって変わります。


私が感じるマレーシア生活の一番のメリット

4年間暮らしてきて、私が一番魅力を感じているのは、

「安く暮らせること」ではなく、「同じくらいの予算で違う生活を選べること」

です。

例えば子どもの教育。

日本とは違う教育環境を選ぶことができます。

英語を使う環境で生活することもできます。

多国籍な環境で子どもが学校生活を送ることもできます。

そして、住む場所によってはプールやジムなどの設備がある住環境を選ぶこともできます。

もちろん、すべてにお金がかからないわけではありません。

でも、

「日本と同じくらいの生活費を使うなら、何を優先したい?」

と考えると、マレーシアには面白い選択肢があります。


「節約するための移住」から「生活を変えるための移住」へ

私がマレーシアで4年間暮らして感じたこと。

それは、

「マレーシアに行けば生活費が安くなる」

という考え方だけでは、今のマレーシア生活は説明できないということです。

円安もあり、物価も上がっています。

日本と同じような生活をしようと思えば、思ったほど安くならないこともあります。

でも、

「日本と同じくらいの予算で、教育や住環境、海外生活という経験にお金を使う」

と考えると、また違った見方ができます。

私にとってマレーシア移住は、

「生活費を安くするため」

というより、

「子供とどんな環境で暮らしたいか」を考えて選んだ生活

です。


マレーシア移住を考えている人へ

これからマレーシアへの移住を考えているなら、

「日本より何%安い?」

だけではなく、

「日本で今払っている生活費と同じくらいのお金で、マレーシアではどんな生活ができる?」

と考えてみてください。

家賃、教育費、食費、交通費、保険、通信費、習い事、旅行、一時帰国。

全部を書き出して比較すると、自分にとってマレーシア移住が現実的なのか、かなり見えてきます。

そして何より、

「安く暮らす」ではなく、「何を大切にして暮らしたいか」

を決めてから移住先を選ぶことが大切だと思います。


次回は、我が家の生活費を詳しく公開します

今回は「マレーシアは本当に日本より安いの?」という視点で、4年間暮らして感じたことをまとめました。

でも、

「じゃあ、実際に母子2人で毎月いくらかかっているの?」

と思いますよね。

そこで次回の記事では、

我が家の実際の生活費を、項目ごとに詳しく公開します。

家賃、食費、学費、交通費、習い事など、

母子2人でマレーシアに暮らすと、実際にどのくらいのお金がかかるのか

を、できるだけリアルにまとめる予定です。

これからマレーシア移住を考えている方の、具体的な生活費の目安になればと思います。


まとめ

マレーシアは今でも、日本より安く感じるものがあります。

でも、

「マレーシア=物価が安い=生活費が安い」

と単純に考えるのは、少し古いかもしれません。

円安やマレーシアの物価上昇もあり、以前のように「安く暮らせる国」と考えるより、

日本と同じくらいの生活費で、教育や住環境など、自分たちが大切にしたい部分の質を上げる。

そんな考え方のほうが、今のマレーシア移住には合っていると私は感じています。

母子移住4年目の今だからこそ分かる、マレーシアの教育・生活・子育てについて、これからも実体験をもとに紹介していきます。


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