「マレーシアに移住したいけれど、どこに住めばいいの?」
マレーシア移住を考え始めると、まず悩むのが住む場所ではないでしょうか。
クアラルンプール周辺には、コンドミニアムが多く、インターナショナルスクールや日本人向けのサービスも充実しています。
一方で、中心部に近づくほど家賃が高くなったり、子育てをするには少し忙しすぎると感じたりすることもあります。
私は娘との母子2人でマレーシア生活を始め、現在4年目。
これまでセランゴール州で暮らしながら、子育て・学校・生活費・交通の便利さなど、実際の生活をイメージしながらさまざまなエリアを見てきました。
今回はその中でも、**「教育費や生活費をできるだけ抑えながら、子育てしやすい場所で暮らしたい」**という家庭が候補に入れやすいセランゴール州の3エリアをご紹介します。
※家賃や学費は時期や物件、学校、学年によって変わります。以下はあくまで目安として参考にしてください。最新料金は各学校・物件の公式情報をご確認ください。
セランゴール州ってどんなところ?
まず、「セランゴール州」と聞いても、マレーシアに詳しくないとイメージしにくいかもしれません。
セランゴール州は、クアラルンプールをぐるりと囲むように広がっている州です。
クアラルンプール中心部とは違い、比較的広々とした住宅エリアや大型ショッピングモール、コンドミニアム、インターナショナルスクールなどが多くあります。
特に子育て世帯にとって魅力なのが、
- クアラルンプール中心部より家賃を抑えやすい
- 大型コンドミニアムが多い
- インターナショナルスクールの選択肢がある
- ショッピングモールやスーパーが充実している
- 家族向けの住宅エリアが多い
という点です。
「都会の便利さは欲しい。でもKL中心部ほど家賃をかけたくない」
そんな家庭には、セランゴール州はかなり現実的な選択肢になります。
セランゴール州でおすすめしたい3エリア
今回ご紹介するのはこちらです。
① I-City周辺
生活の便利さと家賃のバランスを重視したい人向け
② Setia Alam
住宅環境や教育環境を重視したいファミリー向け
③ Ara Damansara
KLへのアクセスと生活の便利さを重視したい人向け
それぞれ特徴がかなり違うので、順番に見ていきましょう。
① I-City周辺|生活費を抑えながら便利に暮らしたい人に
I-Cityは、セランゴール州Shah Alam周辺にある大型開発エリアです。
ショッピングモール、飲食店、ホテル、レジャー施設、コンドミニアムなどが集まっていて、生活に必要なものを近場で済ませやすいのが特徴です。
I-City周辺の魅力
特に魅力なのが、**「生活をコンパクトにまとめやすい」**こと。
マレーシアで生活する場合、車がないと不便なのでは?と思う方も多いと思います。
もちろん、マレーシアは車社会なので、住む場所によっては車があったほうが便利です。
ただ、I-Cityのように商業施設がまとまっているエリアでは、
- スーパー
- レストラン
- カフェ
- クリニック
- ショッピングモール
- 娯楽施設
などを比較的近い範囲で利用できます。
そのため、車を持たない生活を考えている家庭は、住む場所を慎重に選べば生活しやすくなります。
I-City周辺の家賃の目安
コンドミニアムの場合、2ベッドルームで、
RM1,800~2,500前後
がひとつの目安になります。
もちろん、
- 築年数
- 家具付きかどうか
- 部屋の広さ
- 階数
- 景色
- プールやジムなどの設備
によってかなり変わります。
KL中心部と比較して「安い」と感じる人も多いのではないでしょうか。
I-City周辺は子育てにも向いている?
子どもがいる家庭にとって、ショッピングモールが近いというのは想像以上に便利です。
マレーシアは一年を通して暑く、突然のスコールもあります。
そのため、
「今日は外で遊ぶ予定だったけれど、雨が降ってしまった」
というときに、ショッピングモールなどの屋内施設が近いのは助かります。
また、I-City周辺には子ども向けのレジャー施設もあります。
休日に遠出をしなくても、近場で子どもを遊ばせる選択肢があるのは、母子2人暮らしにとっても大きなメリットです。
I-City周辺のインターナショナルスクール
このエリアを検討する場合、学校選びも重要です。
周辺にはインターナショナルスクールの選択肢があり、比較的リーズナブルな学校もあります。
例えば、学費の目安としては、
MAZ International School Shah Alam:Year 1 約RM17,000
Acmar International School:Year 1 約RM15,660
などがあります。
また、学校によっては入学金、教材費、制服代、スクールバスなどが別途必要になるため、年間学費だけで比較しないことが大切です。
I-City周辺が向いている人
こんな家庭には候補にしやすいエリアです。
- 家賃をできるだけ抑えたい
- 生活費を抑えたい
- ショッピングモールが近いほうがいい
- 車なし生活を検討している
- 子どもと一緒に暮らす
- 住宅設備も重視したい
- KL中心部にこだわらない
「とにかくKLの中心に住まなくてもいい」という人なら、一度チェックしてみる価値があります。
② Setia Alam|ファミリー向けの住環境を重視するなら
次に紹介するのがSetia Alamです。
Setia Alamは、セランゴール州の中でもファミリー向けの住宅エリアとして知られています。
街全体が比較的新しく整備されていて、住宅地としての雰囲気があります。
Setia Alamの魅力
Setia Alamを検討する大きな理由のひとつが、
「子どもと暮らすことを前提にした生活をイメージしやすい」
という点です。
コンドミニアムだけでなく、戸建て住宅も多く、ファミリー層が多いエリアです。
また、Setia City Mallなどの大型商業施設もあります。
生活に必要な買い物をしやすいだけでなく、子どもと一緒に過ごせる場所も見つけやすいでしょう。
Setia Alamの家賃
2ベッドルームのコンドミニアムで、
RM2,800~3,300前後
がひとつの目安です。
I-City周辺と比較すると、物件によっては少し高くなります。
その分、
- 住宅環境
- ファミリー向けの雰囲気
- 商業施設
- 教育環境
などを重視する人には魅力があります。
Setia Alamのインターナショナルスクール
Setia Alam周辺には複数のインターナショナルスクールがあります。
例えば、
Tenby International School:Year 1 約RM25,000
Peninsula International School:Year 1 約RM28,000
などがひとつの目安になります。
学校によってカリキュラムや学費体系が違うので、
「年間学費が安いか」
だけではなく、
- 英語環境
- カリキュラム
- クラス人数
- 通学距離
- スクールバス
- 追加費用
まで確認することをおすすめします。
Setia Alamは車が必要?
ここは、移住前に必ず考えておきたいポイントです。
Setia Alamのような郊外型の住宅エリアでは、車があると生活の自由度がかなり上がります。
スーパーや学校、病院などが近くにあっても、「徒歩だけですべて完結できるか」というと、住むコンドミニアムの場所によって状況が変わります。
そのため、
「車を持たない」という条件がある場合は、物件を決める前に実際の徒歩ルートを確認する
ことをおすすめします。
Google Maps上では近く見えても、
- 大きな道路を渡る必要がある
- 歩道が途切れている
- 暑くて長距離を歩くのが大変
- 雨季は移動しにくい
ということがあります。
Setia Alamが向いている人
- ファミリー向けの住宅街がいい
- 教育環境を重視したい
- 大型モールが近いほうがいい
- コンドミニアムだけでなく戸建ても検討したい
- 車を使った生活も可能
- KL中心部より落ち着いた環境がいい
という家庭に向いています。
③ Ara Damansara|KLへのアクセスも重視したい人に
3つ目はAra Damansaraです。
ここは、今回紹介する3エリアの中では、比較的KLに近いエリアです。
「郊外すぎるのはちょっと不安。でもKL中心部の家賃は高い」
という人にとって候補になりやすいエリアです。
Ara Damansaraの魅力
Ara Damansara周辺の魅力は、交通アクセスと生活の便利さのバランスです。
LRTなど公共交通機関を利用できる場所もあり、車を使わない生活を考える場合にも候補になります。
もちろん、駅からの距離や住むコンドミニアムによって便利さは大きく変わります。
そのため、
「Ara Damansaraだから車なしで大丈夫」
と考えるのではなく、
「駅・スーパー・学校・病院などが、自分の選んだ物件からどのくらいの距離にあるか」
を確認することが重要です。
Ara Damansaraの家賃
2ベッドルームで、
RM2,000~2,600前後
が目安になります。
KL中心部と比べると、比較的抑えた家賃でコンドミニアムを探せる可能性があります。
Ara Damansara周辺のインターナショナルスクール
学校についても選択肢があります。
例えば、
MAZ International School PJ:Year 1 約RM16,000
UCSI International School:Year 1 約RM22,000
Nexus International School:Year 1 約RM25,000
など、学校によって学費にはかなり差があります。
また、学校は「安いから良い」「高いから良い」と単純に決められるものではありません。
子どもの英語力や年齢、学習スタイル、カリキュラムとの相性も大切です。
3エリアを比較すると?
ここまで紹介した3エリアを簡単に比較してみます。
| エリア | 家賃目安・2BR | 特徴 | こんな人に |
|---|---|---|---|
| I-City | RM1,800~2,500 | 生活をまとめやすい・比較的リーズナブル | 生活費を抑えたい |
| Setia Alam | RM2,800~3,300 | ファミリー向け・住宅環境 | 子育て環境重視 |
| Ara Damansara | RM2,000~2,600 | KLへのアクセス・交通 | 利便性も重視 |
※家賃は物件や契約時期によって大きく変わります。
マレーシア母子移住で「家賃」だけを見ないほうがいい理由
移住先を探すとき、つい家賃だけを比較してしまいます。
でも、母子2人で海外生活をする場合は、家賃以外にも考えることがたくさんあります。
例えば、
- 学費
- 食費
- 交通費
- 医療費
- 保険
- ビザ関連費用
- 習い事
- スクールバス
- 一時帰国費用
などです。
特に子どもがインターナショナルスクールに通う場合、家賃よりも学費のほうが家計への影響が大きくなるケースもあります。
だからこそ、
「家賃が安い!」
だけで決めるのではなく、
家賃+学校+交通+生活費
をまとめて考えることが大切です。
私が母子移住で重視していること
母子2人で海外生活をする場合、私が特に重要だと感じるのは、
① 学校までの距離
子どもが毎日通う場所なので、できるだけ負担を減らしたいところです。
② 買い物のしやすさ
スーパーや日用品を買える場所が近いと、日常生活がかなり楽になります。
③ 病院・クリニック
子どもが体調を崩したときに、すぐ行ける医療機関があるかは重要です。
④ 交通手段
車を持つのか、Grabを利用するのか、公共交通機関を使うのか。
ここは移住前に具体的にシミュレーションしておくことをおすすめします。
⑤ コンドミニアムの設備
マレーシアのコンドミニアムには、プール、ジム、プレイグラウンドなどが付いている物件も多くあります。
子どもがいる家庭の場合、これらの共用施設が役立ちます。
「車なし」でマレーシア生活をするなら?
マレーシア移住を考えている人から、
「車がなくても生活できますか?」
と聞かれることがあります。
答えは、
住む場所によります。
です。
KL中心部や駅近なら公共交通機関を使いやすいですが、郊外になるほど車が必要になる場面が増えます。
一方で、Grabを上手に使えば、車を所有しなくても生活できるケースがあります。
母子2人の場合は、
「車が必要か」ではなく、「車がなくても生活できる場所を選ぶ」
という考え方もできます。
私自身、マレーシアで生活する中で、この「住む場所選び」の重要性を感じています。
インターナショナルスクール選びは「学費」だけでは決めない
マレーシア移住を検討している日本人家庭の場合、
「インターナショナルスクール=ものすごく高い」
というイメージがあるかもしれません。
実際、学校によって学費はかなり違います。
年間RM20,000前後から探せる学校もあれば、RM50,000、RM60,000、それ以上かかる学校もあります。
そのため、予算に合わせて学校を選ぶことは十分可能です。
ただし、ここで注意したいのが追加費用。
例えば、
- 入学金
- 登録料
- 教材費
- 制服
- スクールバス
- 課外活動
- 試験費用
などが別にかかることがあります。
「授業料だけ」で年間予算を考えないようにしましょう。
マレーシア移住は「実際に住んでから分かること」も多い
マレーシアに移住する前は、Google検索やYouTube、SNSなどでたくさん情報を集めると思います。
もちろん、それも大切です。
でも、実際に暮らしてみると、
「思っていたより便利だった」
「ここは意外と不便だった」
ということがかなりあります。
特に、
徒歩で生活できると思っていたけれど、歩道がなくて結局Grabを使う
というようなことは、地図だけでは分かりにくい部分です。
また、同じエリアでも、
「駅から徒歩5分」
と書いてあっても、実際に子どもと歩く場合には暑さや道路環境によって体感が変わります。
そのため、可能であれば移住前に短期滞在して、
- 朝の通学時間
- 昼間の暑さ
- スーパーまでの距離
- Grabの利用しやすさ
- 周辺の道路
- 病院
- 子どもの遊び場
などを実際に確認するのがおすすめです。
まとめ|セランゴール州は「予算と生活スタイル」で選ぶ
セランゴール州には、今回紹介した3エリア以外にもたくさんの住宅エリアがあります。
今回の3エリアをざっくり分けるなら、
I-City
→ 生活費と便利さのバランスを重視
Setia Alam
→ ファミリー向けの住環境や教育環境を重視
Ara Damansara
→ KLへのアクセスや交通の便利さも重視
というイメージです。
「どこが一番おすすめ」というよりも、
自分たちの生活スタイルに合っているか
で選ぶことが大切です。
特に母子移住の場合は、
「家賃が安い」
「学校の学費が安い」
だけではなく、
学校・家・スーパー・病院・交通手段が無理なくつながっているか
を考えてみてください。
マレーシアは、日本と比べて比較的リーズナブルな生活費で、英語環境や海外教育を選択できる可能性があります。
一方で、エリアによって生活のしやすさは大きく変わります。
だからこそ、移住先選びでは「マレーシアのどこに住むか」までしっかり考えることが大切です。
私は娘との母子2人でマレーシア生活を始めて4年目。
これからも、このブログでは実際に海外で子育てをして感じたことや、英語教育、インターナショナルスクール、マレーシア生活について、できるだけリアルな情報を紹介していきたいと思います。
これからマレーシア移住を考えている方の、住む場所選びの参考になれば嬉しいです。
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